幸せになりたい
あいつの過去
バーに着くと、いつものようにいつもの飲みものを頼んだ。
「今日も来てくれてうれしいですよ、琴音さん…」
『今日はちょっとね…』
「もしかして、健太郎?」
『分かりますか?ちょっと聞きたいことがあってね…』
「聞きたいこと?あいつのこと?」
『ええ…』
「もしかして、あいつの過去のこととか?」
『知ってるんですか?』
「まあね。あいつとは長い付き合いだし・・・」
『そうですよね。まっ本人から直接聞いてみます。
本人も話すから来てほしいと言ってましたし・・・』
「そっか。あいつもやっと話せるようになったってことかな。」
『なんか深い話になりそうですね。なんだか嫌な感じ…』
「あいつが琴音さんに話したいと言ったんなら、聞いてやってよ。
琴音さんに何かしてほしいとかじゃないから。
聞いてやるだけでもあいつのためになると思うから…」
『そうですね。まあ…来たらゆっくりと聞いてみます』
私は本当に呑気におもっていた。
あいつが振られた?なんて信じがたい。
振るならともかく…
「今日も来てくれてうれしいですよ、琴音さん…」
『今日はちょっとね…』
「もしかして、健太郎?」
『分かりますか?ちょっと聞きたいことがあってね…』
「聞きたいこと?あいつのこと?」
『ええ…』
「もしかして、あいつの過去のこととか?」
『知ってるんですか?』
「まあね。あいつとは長い付き合いだし・・・」
『そうですよね。まっ本人から直接聞いてみます。
本人も話すから来てほしいと言ってましたし・・・』
「そっか。あいつもやっと話せるようになったってことかな。」
『なんか深い話になりそうですね。なんだか嫌な感じ…』
「あいつが琴音さんに話したいと言ったんなら、聞いてやってよ。
琴音さんに何かしてほしいとかじゃないから。
聞いてやるだけでもあいつのためになると思うから…」
『そうですね。まあ…来たらゆっくりと聞いてみます』
私は本当に呑気におもっていた。
あいつが振られた?なんて信じがたい。
振るならともかく…