幸せになりたい
「「おはよう・・・」」

『おはよう・・・』

職場に着くと挨拶を交わす。

ちらっと部長室をのぞくと、健太郎はパソコンに向かって仕事を始めていた。


「ねえ・・・琴音。部長やっぱりカッコいいね
 彼女いるのかな??」

『・・・・』

「ねえ聞いてる?って琴音は部長には興味ないの?」

『よくわかんない・・・』

「琴音はいい男を知りすぎだから、そんなこと言うんだよ。
 この前の証券マンとはどうなったの?
 結構お金もってそうだし、イケメンだったよね」

『ああ・・・ってもう男とは手きることにしたの・・・』

「えっ?全部??なんで・・・」

『うーん。なんでだろう。もういらないからっかな』

「ゆっくり聞きたいねぇー。そのいらなくなった理由を・・・」

こいつは厄介な事になりそうだ。

入社以来、同期で仲がいいこいつはいろいろと・・・
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