Buring&Love
本当にごめんなさい。
『・・・っふ。
じゃ、ばいばーい。優ちゃん』
親友にするようなそれは
あたしの肝を久しぶりに震わせた。
生理的な涙が一筋。
さっさと、コピーしてこよう。
手際よく機械を操作し出てきた印刷物に安堵する。
(あぁもう、早く帰りたい。かえって甘いもの食べたい。
寝たい。お風呂入りたい。・・・・・・。)
言いたいことは山ほどあるのに
全く言葉にならない。
先程までのくっるくるの巻き髪恐怖症。
ちらちらと見える巻き髪が
別人でもホラーだ。
(もう一生髪なんて巻くものか。)