Buring&Love
少し胸を張って誇らしげに答えるお姫様。
『そうだね、ありがとう。』
そう言って、おでこに口付けを落とす。
「彗のキス好き。」
幸せそうな顔でつぶやくお姫様。
その一言で、君を一生守っていける。
それくらいの嬉しさ。
「あたし、カレー温めなおしてくるから。」
少し照れた顔でキッチンの方へまた駆けていった。
俺もそれに続いてゆっくりと向かう。
リビングに入ればその匂いはさらに香ってくる。
君が作る食事が一番食欲をそそる。
「はい、できたよー。」
『わかったー。』
食卓に二人して着けば、優姫はドッキリを仕掛けた子供のような笑顔でこっちを見てくる。
『いただきます。』
そう言ってスプーンで一口救い、口に運ぶ。