Buring&Love



「あ、あのっ!あたしなら『いいから優姫はだまってて』




これは粘着男子の俺の本気。



どう出る、若林。



俺にはメリットしかないが
お前には辛いだろうな。




『・・。分かった。



それで良い。



だけど、これ終わったら優姫ちゃんと仲良くなるから。』





俺の勝ち。





『もう、お前と優姫はあわせないよ?』




『優姫ちゃんったら、大変だねー。



こんな過保護な父親持ってて。』



「あ、あはは・・・。」



苦笑でその場をしのごうとする優姫。



このクソ林。憎しみだけが募るじゃないか。





(円形脱毛症になってしまえ!)




とりあえずクソ林の天辺を見据えて
将来のお前の頭皮を呪いで痛めつけてやる。




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