Buring&Love
そうか、もういいや。
『川澄、次優姫に酒飲ませたら、クビだからね?』
「・・・。あっ、はい。」
『分かってるね?』
そう言い残すと、俺はデロンデロンになった優姫と荷物を持って、
店を後にした。
少し肌寒い空気が二人を包み込む。
星が綺麗な夜だ、なんて柄にもないことを思ってしまうのは、
隣に優姫がいるからだろうか?
「すーいー」
『何?』
「ゆーき、すいすきー」
何で、そんなこと言っちゃうかな・・・。