Buring&Love
あからさまに怪訝な顔をして、
こちらを覗き込む優姫。
「私、昼時には所用が御座いまして。」
『あぁ、そう?
なんか・・・。やなことでもあったの?』
なんて聞いて見れば、
プイと顔を背けて、業務に戻る優姫。
一体全体何があったんだ。
「別に、何も御座いませんから。」
本当に分からない。
『あっ、そうですか・・・。』
下手に荒立てないほうがいいだろう。
何もなかったことにして、
俺は手元の作業に集中することにした。
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『失礼しますー』