Buring&Love
さっさと扉を静かに閉めて出て行った優姫。
『社長ー。優姫ちゃんばっかり構わないで、愛も構ってください~。』
『(キモっ)』
『何か言いました?』
何、この聴力のよさは。
気持ち悪い。
『あのさ、頼むから出て行ってくれない?
俺の秘書は優姫だから。
君なんかに手伝ってもらう仕事なんてこれっぽちもないんだけれど。』
これは本音。
正直俺はあまり信頼できないような人に
仕事は手伝ってもらいたくない。
これは最早俺のポリシー。
『何で、何で愛ばっかり。
あの子のどこがいいの?』
(はっ?なんだこいつ)