Buring&Love



(こんな日もあるんだなぁ・・・)



なんて感心しながら、ゆっくりと腰を下ろす。





(えっ!)




隣を見ると、驚いた。





っていうかとりあえず驚愕。






「彗、なんで電車なんかに乗ってるの?」






専らこいつは専属の車で
送迎される人種。




基本電車通勤のあたしとはかなりな階級差がある。





『今日は、駅まで、人送ったから。



その帰り。』




なんて心底辛そうな顔で
こちらを見る。





「へぇ。そりゃ、大変だったね。」




のんきに返事だけ返すと、彗は苦笑い。





『そうなんだよ、電車乗ったのなんて、
いつぶりかな・・・?』




なんなの、あたしにいやみでも言いたいわけ?






< 67 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop