Buring&Love
『ねっ、優姫ついたらおこして。』
小さく呟いて、あたしの肩に
もたれかかる彗。
「・・・。」
さらさらの細い髪が、
少しくすぐったい。
(疲れてるんだ・・・。)
3千人の社員のトップに立っていたら、
そりゃあ疲れると思う。
その人たちの生活を抱えてるわけで。
彗は失敗なんて許されない立場にあるから。
あたしなんて、到底想像できないような。
もっと、自分を大切にしてよ。
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