Buring&Love



パンプスを確認して、
ヒールを足にフィットさせる。





施錠し、エントランスへ、小走りで向かう。






そこには、1台の真っ黒な大きな車。




そこから、子供のように顔を出す、社長。




「おはよう御座います。




お手数かけて、申し訳御座いません。」





『んーいいよー。



お詫びはキスで~。』



朝っぱらからセクハラ宣言。




「失礼します。」




そう言って、車に乗り込む。




流石に社長の隣は遠慮して、
少し離れて座った。




「あの、今日はどういったご用件で、
こんな早朝からお仕事を。



スケジュールに無理でも御座いましたでしょうか?」





一応形式的に確認する。




< 7 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop