Buring&Love
彗のお母さんとお父さんは幼いころからの許婚同士。
だけど、二人は本当に仲が良くて、実質恋愛結婚したようなもの。
お父さんは社長としてずっと働いてきたけれど、
彗が交代してからは二人でつつしみやかに農園を営んでいる。
『なぁ、母さん今日は何で優姫と俺を呼んだの?』
ぶっきらぼうにそんなことを聞くけれど、
確かにそこには愛がある。
『二人の元気な姿が見たかったから・・・。
だけじゃ、駄目?』
上目遣いに彗に語りかける様子がもの凄く愛おしい。
うちのママにも見習って欲しいくらい。
「っ。ぜんぜん良いです!
もう、いつでも呼んじゃってください。」
気づいたら、そんなアホっぽいことを口走っていたあたし。
クスクスと笑う3人。
もう、恥ずかしくて、
どうしたら良いの・・・?