ましゅまろハート
俺の感情はもう

どうやってもおさまらない。


思うままに

俺は美波さんへの想いを

吐き出した。


「確かに俺はまだ

 大学生になったばっかの

 ガキかもしんねぇ。

 でも、あの日……。

 教科書売場で

 美波さんを見たその瞬間から、

 俺の生活は

 美波さんを中心に回り始めたんだ。

 構内を探し回って

 ようやく美波さんを見つけた時は、

 本当に本当に嬉しくて、

 どうにかなっちまいそうだった。

 それから少しでも時間があれば、

 美波さんに会いに購買部に通った。

 毎日、毎日。

 美波さんにとったら

 しつこいかもしれないくらいに。

 でも、それくらい

 俺は美波さんのことが好きなんだ。

 これだけは他の誰にも負けねぇ!

 俺は、

 美波さんが好きだ、大好きだ!」



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