ましゅまろハート
『……あ!』


思わず

声が出そうになるところを、

咄嗟に押し殺した。


俺の視線の先には、

数日間探しに探した

愛しの彼女の姿があった。


どうやら

バックで作業をしていたらしい。


両手の軍手を取りながら

店内に入ってきたところだった。


そして今、彼女はレジにいる。




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