ましゅまろハート
もしかして、

今、話しかける

チャンスじゃないのか?


ペンの1本でも

レジに持っていけば、

事務的ではあるけど

彼女と話できるんじゃないか?


そう思った途端、

俺の心臓が今まで以上に

暴れ始めた。


それと同時に

両手にじんわりと

汗が滲み出てきた。


今がチャンス。


そう心の中で強く言うと、

俺は近くにあった

黒のボールペンを1本握り締め、

彼女のいるレジへと向かった。



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