ましゅまろハート
美波さんの言葉の通り、

もしかして、

俺がまだ未成年だからか。


俺は入学したての18歳。


美波さんは少なくても

20歳は越えているはずだ。


20代の美波さんにとって、

10代の俺の告白は

ふざけたものにしか

聞こえなかったのだろうか。


「そんな事ねぇのに!」


周りのざわめきで俺は我に返った。


どうやら、

もうとっくに講義は始まっていて、

俺の心の声が勝手に

口から出てしまったようだ。



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