お姫様は最強です





「それよりお嬢様。私が部屋に入る前のおかしな独り言は何だったんですか?」

 あぁぁ!

 忘れてた!

「そうそう!明日竜也と出かけてくるから!」

「あぁ、ミスコンがどうやら言ってましたね。」

 いつ言ったっけ?

「うん。ミスコンで一番になったら誰かにお願いいうっていうやつがあって……。」

「…それで竜也様にデートを申し込んだと。」

 デート?!

「違う!デートじゃなくてお出かけ!」

「それをデートと言うんではないんですか?」

 えっ?そうなの!

「そ、それでもデートとは認めないわーーーー!」

 一人で叫んでいると…。

「………ではそろそろお夕食なので、準備が出来たらお呼び致しますので。」

 剣斗は一礼して静かにドアを閉めて出ていった。

 夕食って………。

 時計を見るともう7時。

 も、もうこんな時間!

 明日の準備してないよーーーー!

 私は急いで準備をして、食事をすまして、お風呂に入った。

 特にする事もなく、明日遅刻するのは嫌なので、早めに寝ることにした。

 明日が楽しみだな────。




< 104 / 335 >

この作品をシェア

pagetop