お姫様は最強です
──あれから五分。
やっと終わったみたい。
竜也、顔が不安そうだぞ?
「結奈ちゃんごめんなさいね、待たせちゃって。」
「い、いえ!そんな……。」
「そう?じゃあ夕食まで竜也と何かしててね?竜也、頑張って~。」
と、最後に意味不明な言葉を言って、リビングへと入っていった。
「……結奈、こっち………。」
お母さんの姿が見えなくなると竜也が私を案内し始めた。
そう言えば、竜也の部屋、行ったことないな~。
どんな感じなんだろ?
男の子の部屋って、入ったことないから楽しみかも♪
そして、竜也の部屋の感じをいろいろ想像しながら竜也の部屋に向かった。