お姫様は最強です




「竜也、大丈夫?!病気?私、調子が悪くなるほどきもかった?!」

 どうしょう。

 私のキモさで竜也が~!

 焦りまくる私。

 竜也が顔を隠しながら言った。

「……結奈、落ち着け。結奈はきもくないし、病気でもねぇから。」

 ほんとに?

 きもくない?

 いや、私はきもいけど、今ので調子が悪くなったわけではないのね?

「じゃあ、なんで赤いの?」

 私のキモさが原因ではないのなら、なにがあったの?

「そ、それわ………。」

 竜也の目が、すごく泳いでいる。

「言えないの?」

「うっ………。」

「言えない理由?」

「……………………………。」

 あれ?

 キャラ違う?

 でも、気になっちゃう。

「い…言えないわけじゃねぇけど…………//」

「けど?」

 竜也、少々沈黙。

「……………結奈が…………わ、笑った…から…………/////」

「えっ?」

 私が笑ったから?

 あの気持ちの悪い笑顔が原因で赤くなった?

「嘘だ。」

 嘘に決まってる! 

 赤くなるのはドキッとしたときだもん!

 私はキモイからドキッとしないもん!






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