お姫様は最強です
「これが一番気になる質問。さぁ、答えよ!」
ユリのキャラが……。
どうでもいいけど。
「俺の部屋で昔話しただけ。」
「っで?」
「っで?ってなんだよ……。」
確かに……。
「それ以外になんかしたでしょ?」
「してねぇよ。」
「うっそだ~。ゲームくらいするでしょ。」
「してねぇ。」
「……………マジ?」
目を見開くほど衝撃的だったらしい。
「あっ、母さんが部屋に来てパーティーの話とかしたな。
」
「パーティー?」
あぁ、したっけ。
「今日パーティーするとか言って。その話をしてるときにおまえ等が……。」
「そう……なんかごめん。」
謝るほどのことじゃないけど……。
「────じぁっ、俺は失敬する。」
「はぁ?どこ行くのよ、授業中よ!」
「お前が言える立場かよ。」
「私はいいの。」
ユリ、自分勝手だな~。
竜也も竜也でわけわかんないし。
「じぁな~~。」
竜也は手を振りながら図書室から出ていった。
どこ行くんだろ?