お姫様は最強です
~竜也side~
「ふぅ~~。準備OK~。」
結奈んちにも電話したし、ほかにもいろいろしたし、あとは結奈たちの到着を待つだけっと。
ん?
あぁ母さんに結奈たちもう少ししたら来るって言わねぇと。
言い終わったら部屋に戻ってなんかするか。
暇だし。
俺は学校から帰ってきてすぐに母さんに着替えをさせらせた。
だからする事がなくなった。
それにしても……やっぱりスーツって嫌いだ……。
なんか堅苦しい感じがする。
ほんとは着るつもりなかったんだけど、お母さんが『結奈ちゃんが見とれるくらいにビシッと決めなさい!』とか言ってくるから……。
……俺って、『結奈』ってワードに弱いらしい………。
異常に反応してしまう。
自分で思うが、どんだけ好きなんだよ…結奈のこと。