お姫様は最強です
~結奈side~
うぅ~~~。
なんか気まずい感じがする……
だって、竜也と二人でバラ園にいるんだけど……
二人きりでロマンティック~ww
みたいな感じだけど、会話がないんだよ?
なんか話そうよ~……。
ここ、薄暗いからなんか怖いし……
さっきから気になってるあの木の節が顔に見えて……。
…ガサガサッ……!!!
「キャッ!」
木をじーっと見つめていると、突然ガサガサと音がしたのでビックリしてしまった。
「……なんだ…鳥か………。」
正体がわかってホッとしていると、なんだか暖かいものが、腕や頬にあたるのを感じた。
そういえば、驚いた拍子になにかに抱きついた気がする…。
でも、周りにはこんな暖かそうなものなかったし……。
あっ、まさか…………。
私の予想が当たってれば、すんごく恥ずかしいんだけど………//////
予想が当たっていないことを祈りながら頭を上げると……
ふにぁーーーーーー!
やっぱり竜也に抱きついてたーーーーーー////////!
竜也は私と反対側を向いていて表情はわからないけど、体にすごく力が入っていて、ピクリとも動かず固まっていた。
「あっ、えっと……その…………ご、ごめんなさい////////!!」
あわてて離れて少し距離を置いて顔に手をあてる。
うわぁ~~……すごく熱い……///
それはもう、熱があるんじゃないかってくらい熱くて……。
もう、最悪だよ~//////
よりによって抱きついちゃうなんて……
しかもこのドレス、露出度高いから素肌が竜也に結構あたっちゃって…////////
恥ずかしすぎる~~////
穴があったら入りたい……/////