お姫様は最強です

~結奈side~










 うぅ~~~。

 なんか気まずい感じがする……

 だって、竜也と二人でバラ園にいるんだけど……

 二人きりでロマンティック~ww

 みたいな感じだけど、会話がないんだよ?

 なんか話そうよ~……。

 ここ、薄暗いからなんか怖いし……

 さっきから気になってるあの木の節が顔に見えて……。

 …ガサガサッ……!!!

「キャッ!」

 木をじーっと見つめていると、突然ガサガサと音がしたのでビックリしてしまった。

「……なんだ…鳥か………。」

 正体がわかってホッとしていると、なんだか暖かいものが、腕や頬にあたるのを感じた。

 そういえば、驚いた拍子になにかに抱きついた気がする…。

 でも、周りにはこんな暖かそうなものなかったし……。

 あっ、まさか…………。

 私の予想が当たってれば、すんごく恥ずかしいんだけど………//////

 予想が当たっていないことを祈りながら頭を上げると……

 ふにぁーーーーーー!

 やっぱり竜也に抱きついてたーーーーーー////////!

 竜也は私と反対側を向いていて表情はわからないけど、体にすごく力が入っていて、ピクリとも動かず固まっていた。

「あっ、えっと……その…………ご、ごめんなさい////////!!」

 あわてて離れて少し距離を置いて顔に手をあてる。

 うわぁ~~……すごく熱い……///

 それはもう、熱があるんじゃないかってくらい熱くて……。

 もう、最悪だよ~//////

 よりによって抱きついちゃうなんて……

 しかもこのドレス、露出度高いから素肌が竜也に結構あたっちゃって…////////

 恥ずかしすぎる~~////

 穴があったら入りたい……/////




< 221 / 335 >

この作品をシェア

pagetop