お姫様は最強です
同居生活スタート!

~結奈side~



 ──いろいろあって家に到着。

 あぁあ、これから竜也と住むのか……

 短い期間だけど。

「さてと、鍵出さなくちゃね。」

 どこやったっけな?

「大丈夫か?」

「うん……多分…おっ、あったあった。」

 あった~~♪

「よし、開けるぞ!」

「そんなに気合い入れなくても……」

 いやっ!

 気合いは入れないと!

 時々うまく鍵穴に入んないときあるんだよね。

 普通は入るって?

 うちは普通のじゃないの♪

 それか私が普通じゃないの♪

「…早く開けてくれるかな?」

「おっと、はいはい。」

 すっかり忘れてたよ。

 1人じゃないんだった。

 ──ガチャッ……

「はい、どうぞ。」

 鍵が開いたのでドアを開けて手でドアを押さえながら竜也に言うと、

「普通男がやることだろ……。」

 なんて言われた。

 そうかな?

 でもいいじゃん♪

「早く入んなよぉ~。」

 私が入れないじゃないか!

「……お、お邪魔します…」

 お邪魔します?

 ん?

 一緒に住むのにお邪魔しますは、なんか違和感が……

 ただいまでも違和感あるけど。






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