お姫様は最強です
───そんなこんなで只今午後6時を回ったところです。
そろそろ夕飯の時間かな?
「竜也、そろそろご飯作ろうと思うんだけど、何か食べたいものある?」
ソファーに座っている竜也に問いかけると、なにか言いたげな表情で私を見てきた。
「な、なによ……。」
あんまり見つめられると照れるじゃないか!
「いや……料理作れんだと思って。」
あ?てめぇなめてんのか?
私を誰だと思ってるんだ!
「私の辞書に不可能という文字はない!……………こともない……。」
出来ないこともたまにはあるよね……。
「なんかあやし…「はいはいはいはいその話は終わりね~♪さて、ほんとにご飯どうしよっかな♪」
怪しいなんて言わせないぞ♡
うん、キモかったね。
読者の皆様ごめんなさい。
「…なぁ」
What?
なんだなんだ?
「何?」
「言ったら何でも作ってくれんの?」
なんでも?
「んまぁ、作れるものなら……。」
「じゃあさ……肉じゃが作ってよ。」
…肉じゃが……?