お姫様は最強です
──…コンコンッ……
ん?
「えっと…ゆ、結奈、今開けても大丈夫?」
うわっ!
竜也が来た!
なんで?!
あっ、タオル頼んだんだった。
「ち、ちょっと待って!」
「お、おう…。」
どうしようかな……。
よし、お風呂入ったら置いといてもらおう。
「あ、あのね…今から入るから服の上に置いといてくれる?」
「わかった…」
よし、じゃあ入ろう!
──…ガラガラッ…
「竜也いいよ。」
「あっ、うん。」
──…カチャッ…
お風呂の中から脱衣所を見ると、竜也の影が見える。
なんだか、すぐそこにいると思うと恥ずかしい…/////
ん?
そういえば私、服の上に置いといてっていったよね?
……一番上に下着置いちゃってるーーー!
どどどどどうしよう!
ハプニングありすぎでしょ?!
「竜也…み、見ちゃって…る?////」
「えっ?あっ、見てない!なにも見てないから大丈夫だ!////////」
完璧見ちゃったよね……
「なんかごめん……////」
「いや、こちらこそごめん……////」
「あの………」
「なに?」
「で、出ていかないの?///」
「あっ!わ、わりッ!/////」
ビクッと反応したかと思うと、逃げるように脱衣所から出ていった。
ますます会いにくくなっちゃったよ~~~!