お姫様は最強です
ていうかさ、なんかニヤニヤしてない?
「なにニヤニヤしてんの?寝てる間に頭打ったの?」
「だって、結奈が気づいてないのが面白くて。あっ、もしかしてわざと?」
は?
なんのこと?
「腕枕、気づいてないの?」
ウデマクラ?
「………………!!!!」
ど、通りで頭が高いと思ったら、思いっきり頭乗せてた!
「ご、ごめん!痛かった?!大丈夫?!」
どうしよう!
恥ずかしいし、変色してないか心配だし、寝てる間に顔見られてないかも心配だし、なにがなんだか分からない!
「大丈夫だから落ち着けって。ほら、なんともないから。」
そういって頭をなでてきた。
「◯※◎△×□△!!!!!」
突然すぎて訳の分からないこと言っちゃってるよ!
「ふっ、何言ってるか聞こえねぇよ。」
「あ、あた、あた、あたま……頭撫でた……////////」
「なに?嫌だった?」
竜也は少し困った顔で私を見てそう言った。
なんだよこいつ…男のくせに上目遣いしやがって……可愛いじゃねぇか//////
おもわず男言葉になってしまうくらい可愛い…。
「嫌じゃないけど……突然はビックリする!」
「あっそ、ならいいや」
!!!!!
─ナデナデナデ…
なぜまた撫でるんだーーー!!
「ちょっ…なにしてんの?!やめてよ!」
「嫌じゃないんだろ?だったらいいじゃん」
子供のような笑顔で私の頭を撫でてくる竜也。
何考えてこんなことしてるんだろ?
…私、竜也の考えてること分からないよ………
もしかして、頭フェチなのかな?←