お姫様は最強です
「─…結奈ちゃん可愛いのに~~。自覚しなよ~~。」
「瞬うるさい。」
「なんで竜也が答えるの?!結奈ちゃんに話しかけてるのに。」
「うるさい。結奈ちゃんって呼ぶな。」
「え~~。じゃあ結奈って呼ぼう~~。」
「だから名前を呼ぶなっていってんだ」
「なんで?!じゃあなんて呼べばいいんだよ!」
「黙れ。結奈に話しかけるな。」
「なんでそうなるの?!」
………え~っと、私を間にはさんで言い合いするのやめてほしい…。
もう10分くらい続いてるんですけど…
あれから瞬君の友達から、少し遅れるからもう少し待っててとメールがあったらしく、一人で待つのも暇だから一緒に待ってよと言われたので竜也と一緒に待っている。
竜也は心底嫌そうな顔をしたけど、私をあれだけ待たせたからこうなったと言ったら溜め息をついて私の隣に座った。
なんだかんだ言ってた竜也だけど、瞬君と仲も深まり(?)、私を間にはさんで言い合いをはじめた。
それが今の状況までの説明です。