お姫様は最強です



「来ないね~?どこ行ったんだろ?」

「さぁ?瞬のことだからどっかに財布落としたから一緒に探してとか言って竜也君振り回してるんでしょ。もう少ししたら来るかもしれないからここで待ってよ。」

「そうだね」

 そんなことを話していると、私たちの方に5人組の男の人が近寄ってきた。

「君たち暇そうだね~。俺らと一緒に遊ばない?」

 なんか最近やたらと声かけられるな。

 モテ期?←年中モテ期女の発言。

「残念でした。私たち人待ってるの。他あたってよ」

 おぉ~美緒さすがだね。

 ズバズバ言っちゃうね!

「そんなこと言わないでさ、さっきからずっと待ってんじゃん。どうせ来ないんだろ?」

 なんでこの人たち知ってるの?

 まさかずっと見てたとか?

 気持ち悪…。

「なっ、いいじゃん。行こうぜ」

 そういうと、私と美緒の腕をつかんで人通りの少ないところに連れていこうとする。

「止めて!離して!」

 くっ……!こいつら……!!















 キレてもいいですか?






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