お姫様は最強です
「で、泣いてた理由は竜也に関係すること？」

「う、うん。」

「何があったの？俺で良ければ話聞くけど？」

　勝手に言っていいのかな？

　……この際だから言っちゃお。

　そして私は泣いていた理由を話した。

　竜也が告白されていたこと。

　そして断るときに好きな人がいると言ったこと。

　そういったにも関わらず私に優しくしてくること。

　話し終えるとまた涙が出てきて私は俯いて鼻をすすった。

　すると圭人くんは、

「竜也は告られるのしょっちゅうだし、告られても絶対断るから心配ないと思うよ？それに竜也の好きなやつって……。」

　圭人くんが次の言葉を言おうとしたと同時にドアが勢いよく開けられたら。

　そしてドアの向こう側には肩で息をしている竜也が立っていた。

　何でここにいるの？

「結奈……急にどっか行くなよ…。」

　竜也は呼吸を整えながら言った。

「ご、ごめん……。」

　竜也の顔が見れなくて少し俯いて誤った。

「……なんで圭人がここにいんだよ。」

　私のことは無視ですか？

「別にいいじゃん。たまたま通りかかっただけ♪」

　すごい顔で睨んでいる竜也に対し、優雅な顔でそういった圭人くん。

　……とても…ヤバい空気！

　どうしたらいいの？









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