ひまわりの咲くあの場所で…【完】

美海は…あたしを泣いて抱き締めてくれた。

あたしはなんでいつもこう、美海に助けられてばっかりなんだろう。

あたしが美海を助けてあげなきゃいけないのに。

「…陽はっ…あたしのせいで…死んだんだよ…」

「…っ」
バシッ―…

その音と共に、あたしの頬に痛みが広がる。

「み…美海…」

「自分のせいで陽は死んだからとか言って…こんなんになってんの!?」

「………」

「こんな葵を陽が見たら、絶対悲しむよ!陽は…葵に幸せになってほしいんだよ?」


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