ひまわりの咲くあの場所で…【完】
病院に入院することになった俺の頭の中には、いつも葵の存在があった。
せめて死ぬまでには、絶対に葵に会いたい。
幽霊になってから会いに行くなんて、絶対に嫌だ。
それが…俺のただ1つの願いだった。
「陽!お見舞いに来たよ!」
うわっ!
めんどくさいのが来た!
なんで来んだよ…。
「ねぇ、陽……」
ベッドの横に置いてあったイスに腰をかけると、いつもの新山の態度とは違かった。
「あたしと、付き合って…」
「は?」