ひまわりの咲くあの場所で…【完】
トラックの中には、懐かしい表情のおじさんがいた。
「あ、おじさん。まだこの仕事やってたんだ!」
「おうよ!定年過ぎてもやってやるぜ!」
おじさんは、親指を立てて見せた。
「あ、これ家までもってったるよ。案内しな!」
「わぁ、ありがと!これで楽だね♪」
あたしは、段ボールがたくさんつまれたトラックの荷台の隅に乗った。
「葵、後で遊び来てね~?アイス奢るよ!」
「ラッキー!片付けたら行くね」
そのままトラックは、あたしの家まで走っていった。