ひまわりの咲くあの場所で…【完】
「わかるー!麻里奈ちゃん、孤独死しそう(笑)」
「…それは最低」
あたしたちの言葉に怒ったのか、麻里奈ちゃんの口から冷たい言葉が帰ってきた。
「冗談だって!」
もう怒らせたらヤバいと、アイコンタクトをして店を出た。
…でも正直、行くところはない…。
「港でも行くか?」
「そうだね…」
よく小さい頃も港の浅い海で遊んだね。
あたし深いところで、何回か溺れそうになった記憶がある。
「葵、まさかまだ泳げないの?」
…図星。
あたしの1番の欠点。
泳げない!
元島人なのに、未だに泳げない!