ひまわりの咲くあの場所で…【完】
「ねぇ…なんであたしって、ひまわりみたいなの?」
「恥ずかしいから言いたくない」
陽は顔を赤くして、そう呟いた。
「あたしのこと好きなら、話してよ」
「…葵は、俺を支えてくれる存在…みたいな」
「…はぁ?何ソレ」
恥ずかしいも何もないでしょ…。
「~~っ!やっぱ今の忘れろ!」
「…どうしよっかなぁ」
「土下座するから!」
いやいやいや…
こんな道端で土下座なんかされたら、こっちが恥ずかしいって。
「しょうがないから忘れてあげるよ」