狐ノ巫女
巫女は扇を持つ。

…と、そこに、スーシー先生が、
お参りしに巫女の後ろを通る。

「お!お前らか!」

スーシー先生が私たちに気づき手を振る。

巫女がスーシー先生を睨む。

「オノレ………。ザコがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

巫女が扇をふると、割れた狐のお面の欠片が、
スーシー先生に向かって飛んできた。

そして……
グサリと音を立てた。
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