狐ノ巫女
私は焦りながらその場を歩きまわる。
八歩歩いてはターンし
それを繰り返していた。

「落ち着いてくれ…せつな。」

「ちぃちゃんこそ落ち着くがいい!
あーはっはっははは~」

「…落ち着くんだ!せつなぁ!」

「………はい。色々とすいません」

また負けた……。

ちぃちゃんは満足そうに笑みを浮かべている。

「さぁ“変人”のせつな!
今こそ隠していた事を全部言うのだ!」

「えぇぇぇ~!?」
< 41 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop