大切な存在


そうこうして入学式が終わり


私達、新入生は各自の教室へと


ぞろぞろ帰って行く



「結菜!」



自分の教室へと歩いていると


後ろから誰かに声をかけられた



『あっ、秋山先輩!』



そこには、私のあこがれの人の姿があった



「入学おめでとう。

またしばらく一緒の学校だな」



『はい!』


秋山 慶吾<アキヤマ ケイゴ>先輩は


中学校からのひとつ上の先輩で



私が中学の時にマネージャーをしていた

バスケ部のキャプテンだった人

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