アタシ。
ポケットから携帯を取りだし
時間を確認した
荒川先輩、遅いな・・・
もう15分は経ってる
いつまで待たせる気だ
・・・。
あぁ、もう!
いいや、呼びに行こう
そう思い、ドアの取っ手に手を掛けた瞬間
バンッ
逆に向こう側から、こちらの方に
ドアが開かれアタシは後ろに倒れ込んだ
「・・・っ」
「おー!!ごめん碧ちゃん!
大丈夫かー!?」
目線を上にあげるとそこには
アタシを心配そうに見つめる
荒川先輩の姿があった
「あ、大丈夫です」
起き上がろうとした、その時
グニャ
・・・グニャ?
手から、妙な感覚が伝わってきた
・・・は?なに
荒川先輩から、自分の手に目線をずらした
「ぎゃあぁあぁあああ~!!!」