アタシ。
「つかマジ碧ちゃんモテてるよね
俺の友達みーんな狙ってるよー」
「冗談やめてくださいよ」
「ほーんとー」
男子ってほんと外見しか見ないバカが多い
まあ、おかげで男子からの
アタシに対する評価はやたらいい
逆に女子から悪すぎて笑えるくらいなのに
「じゃあその人達はアタシのこと
よく知らないくせに外見だけで
勝手に判断するバカな奴等ですね」
「うわー、碧ちゃん
その言い方こーわーいー!」
「アタシ実際こんな感じですよ
だからみんなアタシの本性
知ればいいのにってよく思いますよ」
何故か荒川先輩には、本音が出ちゃう
「へぇー、そうなんだぁ~」
ニヤニヤしながらアタシを見てくる荒川先輩
なんかこれ以上話してるとめんどくさそうだな
「あの、電車の時間やばいんで
そろそろ行きますね」
そう言ってアタシは、荒川先輩の横を通り過ぎた
「ちょっとぉー、碧ちゃーん
待ってよー」
直ぐにアタシの隣に駆け寄る荒川先輩
「なんですか?」
少しだけ冷たく言い放った
「どうせ、この後暇なんでしょ?
今から俺んちで飲み会あんだけど
よかったら、来ない?」
アタシの右腕を軽く引っ張り笑顔を向けた
まぁ、どうせ暇ですけど?