密フェチ†苦い蜜【ガーターベルトシリーズ】
舌よりも熱い“彼”が、私の唇をこじ開けて入ってくる。


両手で頭を掴まれ、揺さぶられる。

苦しくて息ができなくて何も考えられない…---



彼に後頭部の髪を後ろに引かれ、仰け反った。


「もういい」

「えっ…でもまだ、」



「“俺”が欲しいなら、お前が動け」


彼は艶やかな黒髪を長い指でかきあげる。

眼鏡の奥の、薄笑いを含んだ挑発するような眼差し。

見つめられるだけで、ゾクゾクと背中を駆け上がる快感。




たとえどんなに浅ましく思われてもいい。


“あなた”が、欲しい…
< 3 / 4 >

この作品をシェア

pagetop