密フェチ†苦い蜜【ガーターベルトシリーズ】
私はスカートの裾を持ち上げて、彼の足を跨ぐ。
「淫乱」
そんなこと、ガーターベルトを着け始めたときから、自覚している。
ショーツをずらし、“彼”を導くように手を添え
ゆっくり呑み込むように腰を沈めてゆく。
「っん、ん…、!!」
私はバランスを崩しそうになって、とっさに彼の肩にすがる。
見下ろす私と、彼の視線が交わる。
これまでにない、近い距離。
こんなふうに彼に触れたのも、こんなふうに見つめあうのも、初めてで。
ただそれだけのことが、胸をしめつけるほど嬉しい。
ねぇ、あなたがくれるなら、どんなことでも喜んで受け入れるわ。
それが、侮蔑の眼差しでも冷ややかな言葉でも。
そう、例え『苦い蜜』だって…
喜んで飲み干すの…---