光の射す方へ




「リカ、ありがとな。」



私が、部屋の電気をつけに立ち上がった時、歩太が言った。


その言葉だけで、じゅうぶんだよ。



歩太の大切な日を、一緒に過ごせるなんて・・・


私の方こそ、ありがとうだよ・・・。






「歩太!食べてよっ!」


私は、笑顔で歩太に言った。



歩太は、嬉しそうに、私の作った料理を食べてくれた。




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