光の射す方へ




シャワーを浴びて出ても、歩太はまだ、深い眠りの中。




私は、さっと仕事に行く準備を済ませると、昨日の夜の、後片付けをして、軽い食事を用意した。




ベッドに近づくと、布団の上から、歩太の体にダイブした。


「うぅっ・・・」


っと小さく、歩太の呻き声が聞こえた。



ゆっくりと目を開けた歩太に、私は満面の笑みで



「おはよっ!」



と言った。




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