光の射す方へ



料理を受け取り、バックルームに入ると


歩太が、既に出勤していた。


まだ、1時間近くも早いのに・・・。



「歩太っ!」



私は料理をテーブルに置くと、イスに座る歩太に、抱きついた。



「会いたかった!!」



私は、歩太の顔を見ると、自然と笑顔がこぼれ出した。



いつもは、向かいの席に座るけど、私はそのまま、歩太の隣の席へ、腰をおろした。



「早く、食べれば?」



なんて、そっけなく言う歩太に、私は頬を膨らませながら、食べ始めた。



私が、食べている間に、歩太は先に着替えをする為、更衣室へと入って行った。




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