光の射す方へ




次々と入るオーダーに追われて、歩太にゆっくり説明することも出来ずに、ドリンクを作る私を、歩太は、横でじーっと見ている。



「リカ、すごいね。」


って感心する歩太に、


「歩太もすぐ、出来る様になるよっ!」

そういうと、嬉しそうに笑った。





「おつかれ。二人とも、もう、上がっていいよ!」




仕事が終わると、私達は歩太の家に向かった。



こうして、たまに、どちらかの家で一緒に夜を過ごす。




.
< 159 / 254 >

この作品をシェア

pagetop