光の射す方へ




歩太の家で、一緒にご飯を食べる。


テレビのない、歩太の部屋にいると、自然と私達の距離は縮まる。



「歩太、抱っこ〜!」



私が、両手を広げると、歩太は私の腕を引いて、自分の膝の上に、座らせる。



「リカの甘えん坊!」



そして、優しくキスをしてくれる。



私は、こうして、歩太と過ごせる時間が、何より幸せだった。





.
< 160 / 254 >

この作品をシェア

pagetop