光の射す方へ



目を覚ますと、隣で歩太が、可愛い顔をして眠っている。



昨夜の事を、思い出すと、なんだか恥ずかしい・・・。



私は、歩太の頬にそっとキスをする。



寝返りをうった歩太が、背中を向けると、痛々しい傷跡が目に入った・・・。



私は、その傷跡を指でなぞり、唇をあてた。




「リカ、朝からスケベだなっ」



急に、歩太の声がして、慌てて唇を離した。



「あっ・・・あゆたっ!起きてたのっ?」



歩太は、私の腕を引っ張り、自分の腕の中に収めると、



「昨日、いっぱいしたのに、まだ足りないの?」


なんて事を言う。



「歩太のエッチ!!」



歩太がこんな、エッチだなんて、知らなかったよ。


私が、

「ね〜、私のどこが好き〜?」

って聞くと、


歩太は、ニヤッと笑って、

「おっぱい!!」

だって・・・。そして私の胸にキスする。



そんな歩太が、可愛いって思う私は、やっぱりスケベだね・・・。



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