光の射す方へ



朝が早かったせいか、しばらくすると、歩太は、眠たそうに、あくびを連発。



「歩太、眠い?寝ていいよ?」



「大丈夫。」



そう言いながらも、あくびは止まらない。



私は、歩太の頭をそっと引き寄せて、自分の肩に乗せた。




歩太は、私の手を取って握ると、そのまま眠ってしまった。


歩太の寝顔は、私の、『好きな、歩太の顔ランキング』で、ダントツ1位だなぁ。



2位が、食べてる時の顔で、


3位が、キスしてる時の顔。



全部かわいくて、カッコいい。



私以外の人に見せちゃったら、歩太は確実にモテてしまう・・・。



私だけに見せてくれる顔。



誰にも、見せたくない、独り占めしていたいよ。




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