光の射す方へ
命
歩太と付き合う様になって、早いものでもう5ヶ月。
桜が咲き出す前に出会って、一緒に夏を過ごし、秋の訪れを感じている間に、季節はスッカリ、冬の空気へと、変化を遂げていた。
5ヶ月経った今でも、私が歩太の事を想う気持ちは、毎日、確実に増えて行く・・・
「リカ、体調悪いの?大丈夫?」
仕事の合間に、美月が気にして、聞いてくれる。
「うん。ちよっと風邪気味だけど、大丈夫だよ!最近、寒いからね〜」
私は、ここのところ、ずっと微熱が続いていた・・・
「ちゃんと病院、行きなよ?」
美月の言葉に、
「うん。」
と答える。
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