光の射す方へ




私のお腹に、歩太の赤ちゃんがいる・・・




大好きな、歩太の赤ちゃん・・・。




私は、沸々と湧き上がる、幸せを感じながら、焦る気持ちを抑えきれずに、歩太の家へと急いだ。




何も知らない歩太は、いつも通りに迎えてくれる。




歩太の顔を見ると、私はどういう風に、いつ切り出すかを考えた。




歩太、ビックリするだろうなぁ。



歩太のビックリした顔を想像すると、私は思わず、笑ってしまう。



「リカどうしたの?何、笑ってんの?」


歩太は、不思議そうに、私の顔を覗き込んだ。



私は、嬉しい気持ちを隠しきれずに、歩太に話した。




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